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Image by TangChi Lee
  • 執筆者の写真浜島貴仁

日台間の健康と観光の融合

更新日:2021年11月1日




台湾国内でのワクチン接種が進むにつれ会食やミーティングの機会が増えてきました。

久しぶりに火鍋に行きましたが、大変な賑いで満席でした。

麻辣と白湯の二種類のスープが楽しめる“鴛鴦”に肉、海鮮、きのこ類などの具材に沙茶醬(サーチャージャン)やすりにんにく、葱などの薬味と一緒にいただく鍋が大好きです。




10月23日のCDCの発表では、ワクチン接種率は1回目接種64%、2回目接種は23%です。接種されているワクチンの約半分が日本などから提供されたアストラゼネカ製で日本からは10月27日現在420万回分を提供しています。モデルナ、ファイザーの他に台湾国産ワクチン(高端/Medigen)も接種されています。


台湾政府はワクチン接種率が1回目70%、2回目60%以上となるまで水際対策緩和はしないとしています。また、今年8月~10月に入境した約11万人のうち176人が感染確認され、そのうち136人はワクチン接種をしていたことから隔離期間短縮については慎重なスタンスです。2022年2月の春節には約3万人の台湾人が海外から帰国すると予想されているようですが、春節期間の対策については11月中旬に発表されるので注視したいと思います。




制限のない渡航往来にはもう少し時間がかかりそうですが、経済産業省がすすめる健康寿命延伸産業として注目を集める、ヘルスツーリズムの認証制度の事務局であるNPO法人日本ヘルスツーリズム振興機構(https://npo-healthtourism.or.jp/)との日台連携を開始しました。台湾の人口は約2300万人ですが、コロナ以前の2019年には過去最高となる491万人の台湾人が日本へ渡航しました。人口の20%超が日本を訪問したことになります。毎日、日本へ行きたいという台湾の人たちの声が聞こえてきます。



そして、台湾政府調べによると、コロナ禍で台湾人は男女ともにそれぞれ約40%強が体重増加、肥満気味の人は特に食べる量が以前より増え、運動量が減少、在宅期間で気分が落ち込みやすくなった等の理由からさらに体重が増えるという結果があります。

(所謂屋台料理系から茶飲料、冒頭のような鍋、揚げ物などの“美食”が多い台湾では無理もないのですが)また、若者を対象とした調査(小学校、中学、高校の約1万人のアンケート調査)によると感染対策に次いだ関心事が“自分の健康”となっており、健康意識は益々高まりをみせています。


日本は少子高齢社会において観光立国(2007年~)、健康立国(2016年~)と2つの立国政策を掲げており、コロナ禍による健康意識の高まりや感染症対策の必要性がさらにヘルスツーリズムが注目を集める背景です。弊社は日本の地方などへの旅行ニーズと健康意識への対応とあわせた取り組みを台湾へ拡げるよう取り組んで参ります。


台湾に向けたモニターツアーなどを通じたヘルスツーリズム認証・関連施設等のPRから、越境ECなどによる認証施設や地方の物産や手土産の販売、将来的には台湾ヘルスツーリズム認証制度の立上げにつなげ、地方自治体や関連施設や企業でも日台連携促進を図りたいと考えています。



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