福食と寶島
創業10周年のご挨拶と御礼
仁美國際股份有限公司は、2021年8月22日をもちまして創業10周年を迎えることができました。
この節目を迎えることができたのは、皆さまからの多大なるご支援の賜物であり、改めまして深く感謝と御礼申し上げます。
起業と社名
2006年2月、日系銀行の駐在員として台北での生活が始まりました。日本と台湾間の事業サポートを行う中、台湾の産業のすそ野の広さ、日本や世界との関係・ネットワーク、人々のもつ温かみやパッションに魅せられ台湾で退職し、当社を創業いたしました。
社名は日台間が仁愛による絆で強く結ばれ、世代を超えた親日家の多い、美麗島(台湾)から国際展開を図る、との思いを込めたものです。日台の事業シナジーとグローバル展開を英語名で表しており、台湾や中国大陸以外では漢字名ではなく、SGMと呼んでいます。
事業展開
創業当時は円高、後継者不足、調達多様化などを理由とした日本企業の台湾展開ニーズに対するコンサルティングをして参りましたが、市場環境の変化に応えるべく、現在は台湾進出前の市場調査、販路開拓・貿易・出店代行、ライセンスや合弁事業のパートナー企業選定などを行っています。
コロナ禍以前、日本から台湾への投資額は2007年の台湾新幹線開通をピークに減少に転じていますが、サービス産業等非製造業の進出は伸び、投資件数は増加傾向にあります。
ベーカリー事業
このような中、弊社ではコンサルティングに加え、2013年10月からライセンスによるベーカリー事業(㈱オールハーツ・カンパニーのアンティーク、ねこねこ食パン)を同社初の海外ライセンス事業として展開して参りました。
ねこねこ食パンは、水を使わず北海道牛乳を100%使用した風味ある味わい、見た目の可愛さがSNSなどで高く評価され、台湾全土での店舗展開を行い、ECサイトでの販売も行っています。
今後の目標
新型コロナの世界的拡大が続く中、渡航制限や生活様式の変更が余儀なくされています。台湾は団結とITによる管理システム構築などによりコロナ感染の抑え込みが続いています。健康や生命について深く考えるきっかけとなり、台湾を入口とした市場開拓、特にアジア諸国への戦略的展開が注目されています。
弊社は、主として日本オリジンの素材や技術、ブランド、商品等の国際展開をコンサルティングから運営までを一貫して行えるプラットフォームとして以下重点的取組みにより市場のニーズへ応えて参ります。合わせて台湾オリジンのブランドや商品、技術などの日本や海外市場での展開支援も積極的に行って参ります。
また、日台両国は地域創生や高齢化など共通の課題があります。企業や地域間の連携、地域物産の貿易などを通じ貢献したい考えです。
(1)コンサルティング事業の拡充
(2)ライセンス事業・合弁事業の強化
(3)ヘルスケア事業の取組み
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雑貨、アパレル、食品事業等の期間限定型出店ニーズへの対応
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トライアルを含む販売機能、ECでの販売力の拡充
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台北をはじめとし新北、桃園、新竹、台中、台南、高雄などの
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主要百貨店・商業施設との連携強化
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自社ECサイト機能の拡充
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台湾ブランドとしての認知度、販売力向上をはじめとし日本市場進出ニーズへの対応力強化
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期間限定型出店と通常出店の管理を継続
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ベーカリー関連企業と連携した製造・販売・商品企画
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スイーツ・お土産商品の開発、販売
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企業コラボレーション、プロダクトミックスによる販売力強化
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台湾に進出した企業との連携強化
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新規進出企業との連携 等
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台湾六大革新戦略産業と位置付けられ台湾が世界経済のキープレーヤーとなるべく重視する事業分野のひとつ。
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主にコンサルティング機能が発揮される分野ですが、弊社は医療器材卸売許可を取得し今年度より関連する事業をスタートしました。
今後も格別のご愛顧ならびにご支援賜りますよう心よりお願い申し上げます。
2021年8月22日
仁美國際股份有限公司
CEO 浜島貴仁